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爪もみ健康法

 1、爪もみ健康法(爪もみ療法)とは?

安田徹先生と福田稔先生という2人の免疫の専門家が考え出した自律神経免疫療法を応用した健康法で

す。爪の脇をもむだけなので、2分程度で済んでしまい、それを1日に2~3回行うだけですが、この健康法はとてつもない力を秘めていると言います。

 

両先生によれば、この爪もみ健康法が世に広まることで、医者や薬が必要とされない時代がくるほど、

「ほとんどの病気がよくなる」というのです。

 

 2、爪もみ療法の理論

自律神経免疫療法では、ストレスが自律神経の乱れを引き起こし、それが万病の元と考えます。ですか

ら、万病の元である自律神経の乱れを整えることができれば、万病は治るというわけです。

 

まず、爪もみとは何か? について解説したいと思いますが、これは爪の生え際の角の部位にあるツボ

を刺激する健康法です。爪の生え際には副交感神経のツボがあり、このツボを刺激することによって副交感神経の活動を活性化させることができます。

 

爪もみ療法は、自律神経を整えることができるので、あらゆる病気に対して有効です。

自律神経の交感神経が優位になってしまうと血液中の白血球のうち、顆粒球の数が多くなります。これ

があらゆる病気の原因と考えます。

反対に、副交感神経が優位になると、白血球のうちのリンパ球の数が増えて、免疫力が増すことになり

ます。 交感神経と副交感神経のバランスが取れているときの白血球の割合は、顆粒球54~60%、リ

ンパ球35~41%になります。バランスが取れた状態だと、リンパ球のほうが顆粒球より、やや少ないわけです。

現代人が悩まされている病気や症状のほとんどのものは、交感神経が緊張し、顆粒球が増えすぎること

によります。加えて、交感神経の緊張が続くと血流障害がおきます。顆粒球が増えすぎると、活性酸素も大量に発生させてしまいます。

 

爪もみ健康法は、爪の両脇を2分程度もむだけで、顆粒球の数を減らし、リンパ球の数を増やします。

そのことによって自律神経のバランスを整えようとします。万病の元である自律神経の乱れが整うのですから、病気が治っていくわけです。

 

 3、効果的な病気

両先生によれば、爪もみ療法が効果を発揮するのは、すべての病気だそうです。

頭痛、肩こり、不眠、耳鳴り、腰痛、しびれ、頻尿、ボケ、生理痛、難聴、近視、高血圧、糖尿病、子

宮内膜症、更年期障害、自律神経失調症、メニエール病、肝臓病、腎臓病、顔面神経痛、不安神経症、リウマチ、胃潰瘍、脳梗塞、円形脱毛症、クローン病、アトピー性皮膚炎、パーキンソン病、癌…。

とにかく、すべてに効果があるとされています。

 

両先生は、初めは爪もみ療法を軽く考えていたそうですが、それを実行した患者さんの病気が次々に治

っていくので、そのときにその素晴らしい効果を実感したといいます。また、初めは爪の先で刺激していましたが、今は爪の先ではなく、指の先端で普通に押して刺激するように変化してきています。今後も、やりかたが変化するかもしれません。

 

 爪もみにより期待できる健康効果を次にまとめました。

 親指(呼吸器):アトピー性皮膚炎・セキ・ぜんそく・リウマチ・円形脱毛症・ガン・ドライマウス

         など

 人さし指(消化器):潰瘍性大腸炎・クローン病・胃・十二指腸潰瘍・胃弱 など

 中指(耳):耳鳴り・難聴 など

 薬指:うつ・低血糖・アレルギー症状(アトピー、鼻炎、ぜんそく等)など

 ※癒しを意図する場合の爪もみでは薬指はもみません(詳しくは後述)

 小指(循環器):脳梗塞.ボケ・パーキンソン病・物忘れ・不眠・メニエール病・高血圧.糖尿病・肩こ

         り・腰痛・椎間板ヘルニア・動機・頭痛・ 腎臓病・頻尿・尿もれ・精力減退・肝炎

         ・脂肪肝・しびれ・肥満(ダイエット)・生理痛・子宮筋腫・子宮内膜症・更年期

         障害・顔面神経痛・自律神経失調症・不安神経症・パニック障害・うつ状態 など

 

爪もみ健康法は、今注目されている健康法です。

さらに、有酸素運動などの他の健康法と組み合わせることによって、より効果が高まると思われます。

 

 4、爪もみ健康法のやりかた

手の指の爪の生え際2mmほど下の爪の両脇を親指と人差し指で挟み

こむようにして中指・人差し指・小指・親指の4を順にもみます。

薬指は交感神経を刺激する効果がありますので「癒し、リラックス」を

目的とする場合は基本的にもまないで下さい。

 

指の腹を使ってもんでもよいですが、指先を使ってもむほうが力が入りやすく効果的です。力加減が

あまり弱いと効果がありませんので、かなり強めにもんで下さい。ただし血が出るほど力を入れるとや

りすぎですので「痛、気持ちいい」程度に加減して下さい。

ギュッギュッギュッと断続的にもんでも、ギューと10秒位押さえ続けるもみ方でも、どちらでも良いですし、ツボを押さえたまま左右にブラブラ振ったりするのも効果的です。各指につき10秒程、目的の指は20秒程もんで下さい。

 

ツボの位置はあまりこだわらなくても大体でOK

ですが、爪もみという呼び名から勘違いして

そのものを押えてもまないように気をつけて

さい。名前は爪もみですが、もむのは指の側

です(正確には爪の生えぎわの両角です。ここ

に井穴(せいけつ)というツボがあります)。

 

指の第一関節の側面を押さえたまま指先に滑

せると、急に細くなる部分がありますので、

この爪際をもんで下さい。

指先から指をもむ順番は特にありませんので

もみやすい指から順にもんで下さい。 これを

一日に2~3回行って下さい。それ以上の回数は

やり過ぎになります。

 

爪もみの効果には個人差がありますので、始

たその日に効果を実感する場合もありますが、

中々効果を感じない場合もあり、そんな時はつ

いつい回数を増やしたくなりますが、効果を感

じない場合でも回数を増やすことはせず、一回

毎の爪もみの時間を延ばすことで対応して下さい。

 

冒頭にまとめた健康効果の「薬指」の効果に該当する「うつ、低血糖、アレルギー症状(アトピー、鼻炎、ぜんそく等)」などの症状をお持ちの方は、爪もみの際に薬指を一緒にもまれる方が良いと思います(詳しくは後述の注意点をお読みください)。その際は、一日に2回~3回程度おこなっている爪もみの内の一回を、薬指を含めた全ての指をもむようにしてみてください。

その後、様子を見ながらご自分の症状に合わせて全指の爪もみの回数を増やすべきかどうかをご判断ください。

    

   ☆ ~ ポイント ~ ☆ 

ここでご紹介した爪もみは両手の指をもむ方法ですが、下半身の健康に不具合を感じていらっしゃる方は足の指を一緒にもまれるのも効果的です。

ただ、その際も基本的に薬指はもまないとお考え下さい。

爪もみを続けていると、稀に肩こりなどが酷くなる場合がありますが、これは効果が現れているということですので止めないで続けるほうが良い結果が得られます。

 

   爪もみの注意点・まとめ 【必ずお読みください】

 (1)もむ指について(重要)

癒しを目的とした場合の爪もみでは基本的に薬指はもまないで下さい。

薬指のツボは小腸・大腸・腰など中央部から下半身のツボであると同時に交感神経を活発にするツボでもあり、これを刺激してしまうと「副交感神経を刺激して癒される」という目的からは逆効果になります。 だだ、これはあくまで「癒し、リラックス」といったテーマに沿ってのご提案であり、薬指をもむこと自体が健康に悪影響を及ぼすわけではありません。

 

薬指のツボは交感神経のツボですので、自律神経のバランスが副交感神経優位に偏っている方などが薬指以外の指だけをもみ続けると健康に悪影響を及ぼす場合もあります。 とくに、うつ気味の方や低血糖、アレルギー症状(アトピー、喘息、鼻炎など)等をお持ちの方が薬指以外の指だけをもみ続けるとかえって症状を悪化させる場合がありますのでご注意ください。

 

その他、小腸・大腸・腰など中央部から下半身に健康上の不具合を抱え、これを改善したいとお考えの方は薬指をもまれてもかまいませんが、薬指の爪もみを行う場合は絶対に薬指単独の爪もみはおこなわないでください。薬指単独の爪もみは体の免疫力を低下させる恐れがあります。

 

日本自律神経免疫治療研究会の理事長である福田稔医師が、鍼灸学校に依頼して学生を対象に行った実験調査によると、薬指だけの爪もみを4週間続けた被験者は、実験以前より顆粒球の割合が増え、リンパ球の割合が減り、免疫力が低下したとのデータがあります。 ですので、薬指をもまれる場合は必ず他の指と一緒にもむようにして下さい。

福田稔医師がおこなった同実験調査では、薬指と他の指を一緒にもみ続けた被験者の顆粒球・リンパ球の割合には特に問題ありませんでした。この結果があらわすように、薬指のツボをもむ場合でも薬指以外の指を一緒もめば免疫力は低下しないということがわかっています。

 

 (2)就寝前に薬指をもまない

前述のとおり、薬指の爪もみは交感神経を刺激してしまいますので安眠の妨げになります。就寝前に爪もみを行う場合は、薬指を避けて下さい。

 

 (3)過剰にもまない

爪もみは両手の全ての指、もしくは薬指を除く8本の爪もみを1セットと考えた場合、一日に2~3セットが適当でありそれ以上もむのは良くありません。 もし爪もみを続けても効果が得られないと感じた場合でも、回数は増やさず1セット毎の時間を延ばすことで対応してください。

 

以上が爪もみのやり方になります。ここまで読んでくださった方はおわかりと思いますが、この癒し方法は時間も場所もお金もいらず、必要なのはわずかな根気(笑) という大変便利なものですので、ぜひ一度おためしください。

 

  ≪参考≫「福田-安保理論」と自律神経免疫療法

 

  自律神経のバランスの乱れが病気の原因

「福田-安保理論」とは、自律神経のバランスがくずれることによって免疫が低下して発病し、自律神経のバランスを整えることで免疫を高めて病気を治すことがきるという理論です。

 

自律神経とは、我々の意志とは無関係に体の働きを調節している神経です。夜眠っているときにも心臓が止まったり、呼吸が途絶えたりしないのも、自律神経が働いているためです。 この自律神経には、日中の活動時に働く交感神経と夜間の体を休息させる際に働く副交感神経とがあります。日中は、交感神経が優位になって血管を収縮させ、脈拍が上がり、呼吸数も増え、仕事や勉強に精を出すことができます。反対に、睡眠時や食事中などは副交感神経が優位になって血管を拡張させ、脈拍をおさえ、呼吸数を減らし、消化を促進します。このように、交感神経と副交感神経がバランスよく働くことで、我々は日々の生活を送っています。

この自律神経のバランスがくずれて一方に偏った状態が続くと、自律神経失調状態になります。自律神経失調状態が進むと、不眠やイライラ、頭痛、さらにはガンやリウマチ、アトピー性皮膚炎といったさまざまな病気が引き起こされてくるのです。

 

  免疫の主役は白血球

ここで免疫について考えてみましょう。

免疫とは体を病気から守るしくみで、主に血液中の白血球がその役割を担っています。血液中の主な成分は、赤血球、白血球、血小板などがあります。赤血球は酸素や栄養を体の細胞に運ぶ役目をします。血小板は血液を固まりやすくする成分で、血管を修復したり、けがをしたときのかさぶたとなったりします。

 

これに対して、白血球は免疫の主役で、大きく分けて顆粒球、リンパ球、マクロファージ(単核)があります。顆粒球は細菌などのサイズが大きな異物を食べて処理し、リンパ球はウイルスやガン細胞といったサイズの小さな異物にくっついて処理するという具合に、異物の大きさによって役割が分かれます。マクロファージは処理した異物と顆粒球やリンパ球の死骸を処理する働きがあります。

 

ここで大切なのが、顆粒球とリンパ球の割合です。通常は、顆粒球が54~60%、リンパ球が35~41%、マクロファージが約5%となっています。日中と夜間、また季節によって割合の変動はありますが、だいたいこの中におさまっていれば正常と考えられます。

 

福田-安保理論では、自律神経と免疫が連動していて、交感神経優位だと顆粒球が増え、副交感神経優位だとリンパ球が増えるのです。 現代人は、ストレスによって交感神経優位の状態が続きやすい環境にあります。働きすぎ、心の悩み、痛み止めの長期使用などによって交感神経が優位になり、顆粒球が増えた状態が続きます。 顆粒球の寿命は2~3日で、死ぬときに大量の活性酸素を放出します。体内の活性酸素の7~8割は顆粒球が放出したものです。活性酸素はとても大切な働きをしますが、増えすぎるとその強力な酸化力で臓器や血管などに障害を引き起こします。動脈硬化、ガンといった症状や病気の引き金となるのです。加えて、交感神経緊張状態だとリンパ球が減っており、ガンに抵抗することができません。

 

  自律神経の乱れを正す自律神経免疫療法

したがって、病気を予防したり治したりするには、自律神経のバランスを整えればよいわけです。

 

自律神経免疫療法では、注射針や磁気針、レーザーで皮膚を刺激して"嫌なもの反射"を起こさせ、瞬に交感神経優位から副交感神経優位の状態に変えるのです。

嫌なもの反射とは、注射針の痛みや磁気針、レーザーの刺激を体外に排出するために、副交感神経が優位になるのです。排泄は、副交感神経優位の状態で行われるからです。

    

もちろん、自分でできる爪もみ療法や乾布摩擦なども副交感神経を優位にしますが、現時点での治療としては注射針や磁気針、レーザーによる刺激がもっとも効果的だということです。

自律神経免疫療法は、月1回採血を行って顆粒球とリンパ球の割合と数を見ながら治療効果を判定していきます。症状がよくなってくるにしたがって、顆粒球とリンパ球の割合と数が正常範囲に近づいていきます。

 

ガン、リウマチ、膠原病、パーキンソン病、潰瘍性大腸炎、高血圧、糖尿病、C型肝炎、胃潰瘍、耳鳴り、めまい、難聴、白内障、偏頭痛、顔面神経マヒ、ひざ痛、腰痛、円形脱毛症、前立腺肥大症、頻尿、不眠症、冷え症、痔、便秘、水虫など、自律神経のバランスの乱れで起こるさまざまな病気が自律神経免疫療法で改善しています。

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